都内インテリア改装で、イラストレーターである施主とのコラボレーション作品である。

賃貸のマンションであるため、現状復帰ができるだけ容易にできるよう現況に要素を加算の設計とし、短期での施工を目指した。アーティストである施主のための仕事場兼生活の場としての空間と、そこに置かれる「もの」とそのキャンバスとしてのミニマルな「器」との対比が求められた。ほとんどを自由なレイアウトが可能な平面として利用するため、部屋の対面に収納や展示スペース、デスクを配置する構成とし、テレビなどは「もの」としての身分を強調するため、巨大な「白いキャンパス」に置かれるデティールとした。

アーティストの創作活動に必要な精神の集中を具現化する空間だと思う。施主の時系列の異なる様々なコレクションと作品が一つの空間で共有されるときに、ものと精神の連結、懐古、乖離、葛藤、創造に生かすことができる空間になったと思う。


ものとものとの距離に精神をみる空間。

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